先輩たちの声
プロジェクトマネージャ
- 2022年入社 R. K.
- コンサルティング部
- 前職:鉄道会社
- 会社が提携しているビジネスラウンジでリモートワークをしている様子
志望動機を教えてください
- 私は、日本のモノづくり業界で発生している業務非効率を改善し、日本のモノづくり業界への魅力を取り戻したいという強い思いで、当社への転職を志望しました。
前職では鉄道会社で高速鉄道車両の技術開発管理や仕様策定業務を行っていました。鉄道車両は、鉄道会社が設計、製造しているわけではなく、多くの部品メーカーや複数の車両メーカーと協力して作り上げる巨大システムであり、各メーカーの技術力が要となります。多くのメーカーと開発を続ける中で、昔と違って良い人材が入社してこない or 辞めていってしまうという悩み事を聞くことが年々増えてきて、日本のモノづくりの魅力が低下している様子を目の前で見てきました。その背景の1つとして、システムや要求仕様が複雑化/高度化する速度に対し、業務効率化の改善速度が追い付いておらず、そのしわ寄せが個人への負担という形で落ちてきていることが挙げられます。
このような状況を打破する手段として、システムズエンジニアリング、とりわけモデルベースでそれをより効率的に行うモデルベース・システムズエンジニアリング(MBSE)という技術があることを知り、この手法を日本のモノづくり業界に普及させたいという強い思いが、当社の“理論で終わらせない 実務で使うMBSE“という理念と合致したため、当社を志望して入社しました。
業務内容とやりがいを教えてください
- 担当している業務(提供サービス)は大きく2種類あります。1つ目は、お客様の開発プロセスにおける問題抽出、原因分析を行い、解決手段を検討/提案を行うサービスの提供です。2つ目は、1つ目のサービスの延長として、お客様の開発プロセスにMBSEを適用する支援を行うMBSEコンサルティングサービスの提供です。どちらの業務においても、プロジェクトマネージャとして、プロジェクトの工程、成果、品質の管理を行いながら、お客様にご納得/ご満足いただけるような検討/提案を行うことが求められます。
プロジェクト開始当初は困難であると考えていた課題に対しても、チームメンバーや社内知見を最大限に活用することで、チームとして納得が行く提案を練り上げることができます。また、それをお客様にご満足いただければ、やりがいと共に、当社を志望した際の思いを体現できているなと実感することができています。
プロジェクトマネージャとして心がけていることは何ですか?
- 敗者を作らないことを心がけています。
お客様⇔当社、当社⇔社員、お客様チーム⇔当社チームともに、誰かが勝つ(得する)/負ける(損する)の関係にはならず、皆がWin-Winの関係になるように意識することで、健全、健康かつ持続発展的な関係を築いていくことができると考えているからです。
労働環境について教えてください
- フルリモートワーク(出社強要一切なし)×スーパーフレックス(コアタイム無し)制により、ハイレベルなライフワークバランスが実現できています。
2023年、子供(2人目)が生まれたため、4ヶ月の育児休暇を快諾してもらい、取得させていただきました。現在は復職してフルで働いていますが、フルリモートワーク×スーパーフレックスの環境を活かして、保育園の送り迎えや前後の育児家事など、共働きの妻と分担しながら難なくこなすことができています。
プロジェクト納期の直前では、業務負荷が一時的に上がり、子供を寝かしつけた後の仕事や休日に勤務をすることもありますが、このような働き方もフルリモート×スーパーフレックス制であるが故にできることなので、日単位だけでなく数か月のプロジェクト単位でも、メリハリのある働き方ができていると実感しています。
今まで従事してきた業務の中で、印象に残っている業務を教えて下さい。
- お客様の開発プロセス上の問題分析からMBSE開発環境の導入までを、一気通貫で実施した1年越しのプロジェクトです。プロジェクト開始当初は、どのような問題があり、その原因さえも整理されていないという状況でしたが、地道なヒヤリングや分析を通して、お客様が進むべき(MBSEでの開発環境構築までの)道筋を提案し、ご納得いただくことができました。また、その提案を実現するためのコンサルティングも実施させていただきました。プロジェクトが完結した現在では、構築したMBSEでの開発環境を活用して、効率的に開発業務を推進されていると伺っております。