シミュレーションモデルや
データ分析を開発チーム
全体で共有
ますます進むデジタル開発に、実務で使えるツールです
シミュレーションモデルやデータを学習して、Excelで読み込める形式に
お持ちのシミュレーションモデルやデータの入出力関係をMapleDOEが学習し、高精度な応答曲面を作成します。この応答曲面はExcelから開ける形式になります。
Excelで学習結果を読み込んで実行、そして展開
学習した応答曲面をExcelで読み込むことができます。Excel上でパラメータスタディなどの必要な分析を実施することができます。専用のアプリケーションが不要なExcel形式ですので、開発チーム内での展開が容易です。
開発チームの誰もがアクセス可能で実務で使いこなせる
MapleDOEを使えば精度の高い複雑な応答曲面を作成できますが、ユーザはそれを意識することなくExcelから簡単に利用することができます。
専用のシミュレーションソフトウェアやデータ分析ツール、それらのトレーニングに費やす時間は必要ありません。
主な機能・仕様
ダイレクトな連携
MATLAB(R)/Simulink(R)、Maple、Phoenix ModelCenter(R)についてはダイレクトに連携できます。シミュレーションモデルや関数を読み込んで学習が可能です。
柔軟な連携
ダイレクト連携していないアプリケーションや実験/計測データについても学習可能です。どのようなアプリケーションでも、入力値と出力値のテキストデータ(CSV形式)があれば学習可能です。
高精度な応答曲面
ダイレクト連携の場合、連携したシミュレーションモデルの応答に応じた学習を行います。変化が激しいところを重点的にサンプリングすることで、学習コストと予測精度の最適なバランスを実現します。
Excelで読み込み
学習した応答曲面をExcelで読み込めます。応答曲面の実行もExcel上で可能ですので、シミュレーションに必要な専用アプリケーションは不要です。
Excelで分析
Excel上で入力値を変化させて出力の変化を確認するパラメータスタディが可能です。相関係数や感度指標が自動的に計算されますので、入力値のうち重要なものやそうでないものを容易に絞り込めます。
Excelの展開
学習した応答曲面ファイルと、読み込んで調整したExcelファイルを組織内に展開できます。必要なアプリケーションはExcelのみ。デジタル開発に必要なシミュレーションやデータ分析の利用が浸透します。
Excelで連携
読み込んだ応答曲面は通常のExcelセルとして取り扱われます。このため、他のブックやシートとの参照、マクロやVBAとの連携といった応用も可能です。
and more
継続的な改善と機能追加を行っています
FAQ: よくあるご質問
- Q.シミュレーションモデルの学習とは具体的にどのようなことをするのですか?
- A.MapleDOEでは対象のシミュレーションモデルやデータの入出力の関係を予測する式(応答曲面)を作成します。 この作成過程を学習と呼んでいて、入力値と出力値の様々な組み合わせから、その問題に合わせた最適な応答曲面を作成します。学習手法としてはKriging(ガウス過程回帰)またはRBFネットワーク(ニューラルネットワーク)を採用しています。
- Q.ユーザは応答曲面やシミュレーションについての事前知識が必要ですか?
- A.事前知識は必要ありません。対象となるモデルやデータを指定すれば、あとはMapleDOEが学習に必要な処理(サンプリング、計算、応答曲面の最適化等)を自動的に行います。
- Q.学習した応答曲面をExcelから読み込めるとありますが、利用者の制限はありますか?
- A.応答曲面を読み込むためには、専用のExcelアドインをインストールする必要があります。このアドインはMapleDOEユーザに無償で提供しますので、ユーザの会社/組織内で制限なくご利用できます(2021年7月以降提供開始)。
- Q.Excel上で応答曲面を用いた最適化を行いたいのですが、可能ですか?
- A.規模の小さい問題でしたらMicrosoftが無償提供しているExcelソルバーと連携して最適化が可能です(最適化=ある制約条件のもと、出力値を最小化または最大化する入力値に自動調整する)。 今後、MapleDOEの機能として、より簡単で高性能な最適化の追加オプションを提供予定です。
- Q.興味があるので試してみたいのですが、評価版はありますか?
- A.はい。無償で一か月間の評価利用が可能ですので、是非ご利用ください。
- Q.詳しい説明やデモをお願いすることはできますか?
- A.もちろん可能ですので、お気軽にお問い合わせください。ライセンス形態や価格情報もあわせてご紹介いたします。
シミュレーションモデルやデータ分析の活用をチーム全体で実践するには
MapleDOEのインストールや使用方法等のお問い合わせ対応、
ユーザ環境に合わせた活用アドバイスと業務改善についてもサイバネットMBSEがサポートいたします。